
任天堂は、初代Switchの発売時に問題となった品不足を回避するため、積極的な対策を講じている。古川俊太郎社長は「準備を進めている」と述べた。
最近の業績説明会で、古川社長は2017年の発売時の課題から得た教訓を踏まえ、Switch 2の供給に関する懸念に対応。VGCが翻訳を提供した日経新聞のインタビューで、「転売ヤーや同様の問題に対する蓄積された経験に基づき、あらゆる可能な対策を実施する」と語り、「準備は進行中である」と述べた。
古川社長は、転売ヤー対策には大量生産が重要であると強調した。昨年、任天堂は転売業者に対する主要戦略として、十分な台数の製造を挙げていた。
2017年3月に発売された初代Switchは供給が限定され、転売ヤーが法外な価格で販売する状況を招いた。しかし、古川社長は2024年7月、後継機Switch 2の発売は異なる方法で行うことを確認した。
「転売業者に対する我々の基本的なアプローチは昨年から変わっていない—消費者の需要を満たす十分な台数を生産することが、我々の主要な防御策である」と古川社長は説明。「さらに、法的な範囲内で地域ごとの追加解決策も模索している」。
「半導体不足は2022年から2023年にかけてSwitchの生産に影響を与えたが、現在サプライチェーンは安定している。部品調達は新型機の製造に重大な影響を与えるべきではない」。
任天堂は、4月2日にSwitch 2 Directプレゼンテーションを開催し、詳細を発表する予定である。また、主要都市で世界的なハンズオンイベントも実施される。
2025年2月4日の業績説明会で、古川社長はSwitchの販売台数減少にも触れ、消費者がSwitch 2の発売を待っているという憶測を否定。「購入の躊躇いが主要因とは考えていない」と述べ、「発売8年目の据え置き機としては、予想をやや下回るものの、パフォーマンスは堅調である」と語った。
古川社長は、Switch 2発売後も「需要が続く限り」現行Switchのサポートを継続することを確認。特に、ポケモンレジェンズ Z-A及びメトロイドプライム4: Beyondは、現行Switchハードウェア向けに2025年発売予定であることに変わりはない。